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学校が嫌な時や辛い時に読みたい本やマンガ。

夏が過ぎ、今日から9月が始まりました。

前回の記事に続き、私の好みで選んだ作品を紹介したいと思います。

 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

 

 読んだのは大学生のときでしたが、こんな場所でこんな時間を過ごす瞬間があったらいいなあ、と思いました。もっと若い時に読みたかったです。

おばあちゃんの庭でとれた新鮮な野菜を食べたり、

自然の中でゆったりした時間を過ごしたりと、清々しい気持ちになれる、そんな一冊です。

ラストには爽やかな感動が!

ページ数も少ないので、読みやすいと思います。

 

 

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

 

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。

敵対していたおじいさんと段々仲良くなっていく姿が、心温まります。

年齢や家族を超えた、かけがえのない関係。やがて終わりを迎えてしまいます。

人って儚くて、いとおしい。そんな気持ちになりました。

こちらもページ数が少ないので、サクッと読めるのでおすすめです。

 

 

ナイフ (新潮文庫)

ナイフ (新潮文庫)

 

 「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか!ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。坪田譲治文学賞受賞作。

いじめを描いた短編集です。

私は高校の頃に読んだのですが、辛いのは自分だけじゃないんだと、励まされたことを覚えています。

 重松清はいじめや学校問題に焦点をあてた小説をいくつも書いています。

 

きみの友だち (新潮文庫)

きみの友だち (新潮文庫)

 

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

 

エイジ (新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

 

ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった―。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?…家族や友だち、好きになった女子への思いに揺られながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。 

 

個人的に重松清で一番好きな作品はこれです。

 

疾走 上 (角川文庫)

疾走 上 (角川文庫)

 

広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる…。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描いて、各紙誌で絶賛された、奇跡の衝撃作、堂々の文庫化。

 

性描写が若干きついですが、主人公シュウジの生き様に、ページをめくる手がとまりませんでした。

 

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

 

 

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」―15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真…。

 

 

こんな15歳いるんでしょうか、と思うほど主人公が独特です。

個人的にこの本にでてくる図書館の優しい雰囲気が好きです。

学校に行かずに私もこんな場所で過ごしたかったです。

色んな話が交差する、読む人を選ぶ作品です。

 

 

 その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。

孤独を抱える主人公が少しずつ心を開き、人として成長していく姿に心打たれます。

5巻でいじめの問題が出てくるのですが、それに立ち向かう主人公とヒロインの姿に何度も励まされました。ぜひ、5巻まで読んで頂きたい作品です。

美味しそうな料理と、温かい人情に酔いしれる作品です。

 

 

 テントで暮らす女子高生・透(とおる)。家事の腕を買われ草摩由希(そうまゆき)の家で暮らすことに。だが、草摩家には異性にふれると動物に変身してしまうという秘密が—。

この作品は本当にすばらしいです。文句なしの名作です。

人の弱さとそれを受け入れる優しさ。人の温かさがたくさん詰まった感動の作品です。

私は、いじめに立ち向かう杞紗と、自分の弱さと戦う由希が好きです。

自分のことが嫌いな人に読んで頂きたい作品です。

 

読書の秋も到来しましたで、

お時間がありましたらぜひ読んでみて下さい。

 

日向野あおい